ヘッドを外せばカムチェーンの交換はスムーズに行くと思われるが、付属作業が増えるので外さず作業を行った。
手順の整理(私のモンキーの場合)
- カムカバー左を外す。
- ジェネレータカバーを外す。
- フライホイールを外す。
- ステーターコイルのコネクタを外す。
6Pコネクタ:1つ ギボシ:1つ - ステーターコイルを外す。
- ベースステーターを外す。
2本のプラスネジが硬くしまっているので
貫通ドライバまたはショックドライバでたたいて外す。 - カムチェーンテンショナーのボルトを外す。
- カムチェーン抜く。
- カムチェーンガイドローラー取り付けネジを外し、カムチェーンガイドローラーを外す。
- カムスプロケットを外す。
- ヘッドより針金をクランク側へ通す。(カムチェーンの通り道)
- クランク側より新品のカムチェーンを針金に引っ掛けて、ヘッド側へ引っ張る。
- カムチェーンガイドローラーをカムチェーンの間より入れ、所定の位置まで押し込む。
- カムチェーンガイドローラーを固定する。
- カムチェーンをオイルポンプのスプロケットとカムチェーンガイドに引っ掛ける。
- カムチェーンにカムスプロケットをつける。
- カムスプロケットをカムに仮止め。
- ベースステーター周りのOリングを交換し、ベースステーター取り付け。
- ステーターコイル取り付け。
- ステーターコイルのコネクタ取り付け。
- フライホイール取り付け。
- クランクケースの切り欠きとフライホイールのTマークをだいたい合わせる。
(クランクの上死点を出す。) - カムスプロケットをカムに取り付け。
取り付け時、大体クランクの上死点が出た状態で
ヘッドの切り欠きとカムスプロケットの〇マークをだいたい合う様、
カムを動かしながら取り付け。 - 正確にクランクケースの切り欠きとフライホイールのTマークを合わせた状態で
正確にヘッドの切り欠きとカムスプロケットの〇マーク合わせる。 - フライホイールを2回転させる。
フライホイール側とヘッド側の合わせマークがあっているか確認。 - カムカバー取り付け。
- エンジンをかけ、ベースステーターよりオイル漏れがないか確認。
- ジェネレータカバー取り付け。
インプレッション
今回は1時間と掛からず作業終了。
問題なく走れるようになりました。
備考
モンキーの場合、圧縮上死点と排気上死点それぞれでプラグより点火しているので、カムにカムスプロケットを取り付ける際、考える必要なし。